酒道ニュース
2011年4月
「月の輪」「南部美人」「八仙」東北の名酒を呑む
「南部美人」と「月の輪」をいただいて、「この二つを比較してみましょう」(家元)。酸度、日本酒度のいずれも「南部美人」が高いのです。「月の輪」はやさしい。蔵元は「女性杜氏サミットの会」のリーダーです。「月の輪」は本会、初めて。皆さん、好評でした。
この二つの後、「八仙」をいただきました。「八仙」は家元おすすめの名酒でしたが、先の二つに比べると、「やや単調で、重たい感じがする」と家元。「八仙」は掛米60%、麹米35%と独特。冷酒に適していて東京では人気を集めているとの事。先の二つを燗酒にすると、旨みがあって、辛口になります。別のお酒を飲んでいるように感じました。「みるくみたい」との会員の印象も出ました。 「八仙」を燗にすると、「だれる」、家元の鋭い批評でした。純米酒は変化があって本当に楽しいですね。次回例会は5月18日(水曜日)午後7時半から、寺町「彌光庵」で。ところで、彌光庵主、釈彌光さんはかつて、原発反対運動に参加、このたびの問題で「原発廃止運動」を呼びかけています。賛同の署名をお寄せ下さい。
4月は東北の名酒を沖縄平和運動家知花昌一さんとともに楽しむ
東北の名酒「南部美人」「勝山」を飲む
3月16日の例会は、東日本大震災直後で、不参加者が相次ぎ、家元、漫画家、茶道家、事務局の天野の4人でした。しかし、参加者はお二人とも女性、好ましい雰囲気の中、それなりに盛り上がりました。
「南部美人」は今回の震災にあいながら、被害が少なく、オーナーが「蔵は無事、出荷出来るので、花見をして、お酒を飲んでほしい」と全国に呼びかけています。本当に、よかったですね。
仙台の酒「勝山」は本会、初登場。濃純、旨口、早瓶火入、氷温貯蔵など、総合技術というか、芸術というべきか。家元が話しかつ進める「ご飯を食べるように飲む」酒の代表。この蔵の安否も心配です。